2013年10月28日月曜日

どんこまつり、ありがとうございました。

日曜日、最後のどんこまつりでした。
いつも雨が多くて、みなさんから「雨のどんこまつり」と言われていましたが、最後の最後にいままで一度もなかったような晴天の中での開催となりました。


準備や告知が追いつかなかったこともあり、例年の半分程度のお客さんでしたが、その分、人と人の距離がとても近くて、肌の温度を感じることができるようなゆったりとした良い時間が流れていたような気がします。

僕は企画者としてここ数年、無理をしてきた部分があったように思います。
その無理をしてきた部分が、意図的ではなかったのですが、結果的に削ぎ落とされて本来のどんこまつりの良さや大切にしてきたことが蘇ってきたような気がしました。

そしてはじめてと言っていいほど、みなさんのどんこまつりに対する想いをゆっくりと聞かせていただく時間を持つことができました。そしてこのお祭りが、8年間という時間のなかでみなさんにとっても様々な意味で大切なものになっていることを知りました。


このお祭りで人と触れ合うことが新しいチャレンジへの励みになった人。
終わると聞いてショックで呆然となってしまったという人。
早く会場に駆けつけたくて駅から走ってきてくれた人。
会場にはほとんど足を運べなくても、このお祭りを自分のことのように感じてくれていた人。

自分の家族や、大切な人を、大切に想う人たちに紹介する場になっていたこと。
精神障害をもった人たちやマイノリティとして生きてきた人たちの違う社会との接点になっていたこと。
こどもたちの挑戦や成長、学びの場になっていたこと。

会場で小さな女の子に「私、まだ2回しかきてないから、続けてください…」と頼まれました。お母さんに聞くとその子はカレンダーに「続けてくれるようにお願いする」と書いてくれていたそうです。友人とのハロウィンパーティを断ってまできてくれた子もいたそうです。

会場には生まれて数ヶ月の赤ちゃんから、ご年配の方まで、年齢も、性別も、職業も違う、あらゆる人たちがきてくれていました。その一人一人が自分なりの「どんこまつり」を感じ、自分のものとして大切にしてくれていたこと、それ自体がこのおまつりの意義だったのではないかと思います。

本当に長い間、どんこまつりを応援してくださってありがとうございました!
お世話になった方のなかにも、まだきちんと終わることを伝えられていない方もたくさんいます。
これからすこしずつ感謝を伝えていきたいと思います。

今後の予定はまだ白紙の状態です。
また何か動きがありましたらお伝えしていきたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿