2016年5月10日火曜日

流域をめぐるエトセトラ「下流域を歩く」


同じ水を共有する人たちが、源流のある森や山から海に流れ込む河口まで、その全体のつながりを考えながら暮らせたら…。

そんな想いからスタートした「流域をめぐるエトセトラ」。すでに源流の森を6回みなさんと一緒に歩きました。

※その様子はブログを参照してください。


その中で多くの方々が、水のはじまりである源流を意識してくれるようになりました。そして次は下流へ足を運びたいと思います。

森から流れ出た水が流れ込んでいる海。猪名川の場合は尼崎市で神崎川と合流し大阪湾へと流れ込んでいます。
資料によると、縄文時代や弥生時代には猪名川は直接海に流れ込んでいたようです。昔は尼崎は海だったんですね。

その場所へ5月29日の日曜日に向かいます!

5月29日(日)
流域をめぐるエトセトラ「下流域をめぐる」
詳しくはホームページをご覧ください。参加者募集中です!

実は先日、ひと足先にこの場所を訪れてきました。


上は阪神高速湾岸線、周りはパナソニックの工場だらけ。


向こうに見えるのは近畿圏の産業廃棄物の最終処分場「大阪湾フェニックスセンター」。フェニックス計画については大阪湾広域臨海環境整備センターのホームページをご覧ください。

その向こうにはフンデルトワッサーがデザインしたことで有名なゴミ処理&汚泥処理施設「大阪市環境局舞洲工場」…。うーん、猪名川の河口はある意味高度経済成長のツケや負の遺産を全身で受け止めている場所だと言えます。

この場所の過去の写真を見る機会があったのですが、これがまた衝撃でした。


工場だらけで茶色しか見えない…(;´Д`A1988年には尼崎大気汚染公害訴訟なども起こっています。尼崎の海は昔はとても美しい海だったそうです。人間はすごいことをしてきたんですね。

これは人の営みの結果として起こってきたことで誰もが当事者なのだと思います。そのことを受け止めながらこれからの暮らしを考えていくことが重要ではないかなと思います。そのキッカケとしての流域をめぐるエトセトラなんだと考えています。

下の写真を見てください。とても良い森の小道だと思いませんか?



実はこれ先ほど紹介した茶色い工場が立ち並んでいた同じ場所の「今」なんです。

尼崎市が主導して猪名川や武庫川流域の森でドングリから苗木を育て植えていき、100年かけて森を育てるプロジェクトが進んでいるんです。



このプロジェクトを聞いて「人間の都合で汚染地域に森を育てるなんて…」という受け止め方もあると思います。
実は僕も最初はそう思いました。でも鳥や昆虫がたくさん集まってきていたこの小さな森を歩いてみて、森のほとんどない尼崎でこの小さな森から源流の森へと想いや意識をつなげることはできるんじゃないかとも思いました。

なので一度みなさんと一緒にこの場所を訪れてみて、どんなことを感じたか話をしてみたいと思います。


水でつながるコミュニティー「流域」。八百屋としては街の人たちがやる気にあふれた農村地域の若手農家さんたちの野菜を食べることのできる環境をつくること、街の人たちは水の源である山のこと、森のこと、村のことを日常の暮らしの中で意識していくこと。そんなつながりが生まれていけば良いなぁと思っています。

気になったみなさん、ぜひ流域をめぐるエトセトラに参加してみてくださいね。

2016年4月30日土曜日

南阿蘇よみがえり

先日、オーガニッククロッシングのお野菜を届けているお客さんやお店に呼びかけ、熊本の被災地に向かうれしいです「白馬堂Rokko」の浅野さんにやさいを預けました。

浅野さんは被害の大きかった南阿蘇に入り、立野地区という場所の地域の避難所で炊き出しを行っている「南阿蘇よみがえり食堂」へやさいを届けてくれたようです。

※情報は29日朝の時点です。被災地では刻一刻と状況が変わりますので、つねに最新の情報を確認してください。


※写真は南阿蘇よみがえりのFacebookページから転載させていただきました。

現地では物流もすこしずつ回復し、車ですこし走れば食料品や日用品なども買えるようになってきているようです。

ただ建物の損壊などが激しく、自宅に戻れない人が多く、いまだに車中泊という方もおられるようです。

炊き出しには近隣で被害の少なかった地域から料理人の方たちがボランティアで訪れ、温かい料理を提供してくれているようです。

短期間ならともかく、避難生活が長引く場合は配給されるお弁当やパン、インスタント食品ではなかなか元気がでません。そんなときに手作りの温かいごはんをいただくことは想像以上に力になります。

みなさんからご協力いただいた寄付で力になる食材を届けていきたいと思います。

「南阿蘇よみがえり」はFacebookページを丁寧に更新されています。最新の被災地の状況などもわかりますのでFacebookをされている方は「南阿蘇よみがえり」で検索してみてください。

今日から整体師の津田さんたちが被災地に入ります。避難生活で肉体的にも精神的にも疲れた身体をほぐして回られると思うので、こちらにも協力していきたいと思います。

2016年4月26日火曜日

熊本へ

オガクロの野菜を届けているお客さんやお店に熊本の被災地への支援を呼びかけさせていただいだきました。たくさんのご寄付をいただき、本当にありがとうございました!

その中から下記お野菜と果物を準備して、明日から熊本へ向かう「白馬堂Rokko」の浅野さんへ預けさせていただきだきます。


◯てらだ農園さんのべにあずま13キロ
◯寺岡自然農園さんの甘夏20キロ
◯小太朗農園さんのスナップえんどう8キロ
◯めぶき農房さんの煎り黒大豆12
◯小太朗農園さんのおかき

いまの混乱の中では現地のニーズを汲み取ることが難しいので、避難所でも簡単に調理できるスナップえんどうとそのまま食べることのできる甘夏や加工品、という形にさせていただきました。

思い返せば5年前の5月、東日本大震災後の石巻へ浅野さんと食糧支援に向かい、最初に届けてとても喜ばれたのがスナップえんどうでした。

あれから5年、再び起こってしまった震災。余震は900回を超え、今後の展開も予測がつきません。関西でも南海トラフの地震のことが毎日のように言われる中、これから自分たちが自然とどう向き合っていくのか自分のこととして考えていかなければならないと思います。

被災されたみなさんはまだまだ辛い状況が続くと思いますので、八百屋としてできることをやっていきたいと思います。

2016年4月21日木曜日

今日の畑と暮らしのやさいセット


今日の畑と暮らしのおやさいセットの中身をご紹介します。
春っぽいおやさいですよ!

Sセット




 
Mセット



Lセット




 
左にあるのは葉玉ねぎ、玉ねぎのベビーです。
黒人参の上は絹さや。
Lセットのキャベツの下の袋にいっぱい入った青物はクレソン。
キャベツはとう立ちしているので普段のものより安くなっています。
それもまた春らしいですね♪
 
今日は雨。
熊本のみなさんはさらにつらい雨ですよね。
・・・・・
 

2016年4月16日土曜日

熊本の地震

先日からの熊本地震の被害が広がってきています・・・。昨日未明の地震は阪神大震災級だと聞いています。現地の様子をみても大変な規模の土砂 崩れが発生しているのがわかります。

東日本大震災で一緒に支援活動をしていた仲間が立ち上げているオープンジャパンもすでに熊本へと向かっているようです。

彼らは世界中の被災地へ向かい、現地の支援を長く続けています。
オープンジャパンのホームページで現地の情報を随時情報を更新していますので見てみてください。

オープンジャパン
http://openjapan.net/

僕も一緒に活動していた本当に草の根の支援を続けている信頼できる団体ですので、寄付などの支援を考えておられる方は検討してみてください。

僕も炊き出しのための野菜の準備やボランティアスタッフの食事用の野菜の発送などできることをしていきたいと思います。本当にこれ以上被害が広がらないことを祈ります。

出口

2016年3月17日木曜日

Attaのパン

4/6(水)には Attaさんのパンが入荷します。
Attaさんは徳島で有機栽培や自然栽培している農家さんの
小麦や野菜、果物などを使ってパンを作っています。

季節の作物から起こした自家製酵母で、
毎日の食卓に並べてほしい日々のパン、
旬の野菜や果物を使った季節のパンの
2種類を焼いています。

ご予約いただくのがオススメです。

カンパーニュは小麦の風味がしかっり味わえます。

こちらは先月の季節のパン、柑橘とココナッツ入り。

その名も「毎日のパン」
柔らかいのでこどもたちにも好評。


しっかりと焼きが入った食パンは、しっとりもっちり。

2016年2月29日月曜日

39ありがとう味噌仕込みの会 2016/2/27





毎年恒例の「39ありがとう味噌仕込みの会」。今年は2月27日土曜日に開催しました!

過去に一度だけ大雪に見舞われましたが、それ以外はずっと晴れ!岡村くん曰く「天才岡村に不可能はない!」そうで、毎年晴れさせているんだとか(笑)

今年も定員いっぱい、大人も子供もワイワイ言いながら仕込みました(*^o^*)


 
まずは麹。岡村くんの田んぼには稲に「稲麹(いなこうじ)」と呼ばれる天然の麹菌がつきます。それを見せてもらうのも麹の原点を知る意味で楽しみのひとつ。オガクロが取り扱っている天然酵母パンの「カルナー」さんもこの稲麹を使って酵母をおこしていたりします。
 
岡村くんもこの稲麹から麹菌をとりたいという夢はあるのですが、それはなかなか難しいようです。でも岡村君ならそのうちやると思いますので楽しみにとっておきましょう!
 
最初の作業は麹をほぐして塩を入れ、手を摺り合わせるようにして混ぜ合わせていく「塩切り」という作業。子供もこの作業が大好き。
 
 
 
麹が陽の光りに照らされて輝いているように見えます。
 
 
この塩切りの作業はお醤油仕込みにもあるのですが、これを丁寧にすることで発酵の安定感が増すのではないかと思います。ちなみに醤油の麹は緑色です。
 
さて、みんなが塩切りの作業にかかっている間に、大きなカマドでは大豆が蒸されています。


 
ありがとう味噌の特徴はこの鉄釜と巨大なセイロ、そして薪の火で一気に大豆を蒸しあげること。薪の火力はガスコンロなどと比べ物になりませんし、セイロが適度に蒸気を逃がしてくれるためか、ふっくら柔らかく蒸しあがります。
 
この蒸しあがったばかりの大豆の美味しいことと言ったら!
みんなもう作業そっちのけで味見しまくります(笑)しまいにはベジタブルパークのサニーレタスに大根と人参のスライスにレモンをかけたサラダをまいて、この大豆をタップリのせて食べる食べる!

 
 
「こらー!味噌の大豆が減る!」とは言わず、存分に味わってもらうのがオガクロのやり方。でもちょっと心配になるぐらいみんな食べ続けてました・・・。
 
 
そしてもうひとつ忘れてはいけないのがこの金色のスープ!大豆を蒸す鉄釜にたまったこのスープに大豆のエキスが凝縮されています。これを大豆を緩めるときにすこし使い、残りは今日はお味噌汁に。鉄釜で煮詰めてあるから鉄分も豊富。絶対美味しい。
 
そしてわろうだのイベントの名物にもなりつつあるのが大きなセイロに、オガクロがお世話になっている農家さんたちの野菜をタップリ入れて蒸した「蒸し野菜」!
  

普段あまり野菜を食べないという子供が夢中で食べ始めたりして、親が驚くということもしばしばあります(笑)
 
野菜が蒸しあがり、お米が炊けたらみなさんお待ちかねのお昼ご飯!
というか、ここまで味噌仕込みの話より食べる話のほうが断然多いですねー。
でもちゃんと全てにおいて「味噌」をテーマにしているんです。
 
そのうちのひとつがこれ。


お味噌の食べ比べです。
今年は3年味噌、2年味噌、1年味噌、酒粕味噌、白味噌、即席ゆず味噌とありがとんぼのお味噌ばかりでそろえてみました。そして下の写真がウワサの?「味噌パレット」。
 

この味噌をそれぞれ合わせてみて自分好みのあわせ方を見つけてもらいます。今回はちょっと段取りが悪くて、みなさんに味噌パレットを作ってもらえなかったのが残念!3月の「合わせるのがミソ!の会」では必ずしてもらいます。
 
お米も薪の火と鉄の羽釜で炊きます。
お米はもちろんありがとんぼ農園の自然栽培ササニシキとイロイロ米。
今年は炭を起こして焼きおむすびもできるようにしました。

 
この焼きおむすびに酒粕味噌をぬって食べましたが、言葉にならないぐらい美味しかった・・・。
「腹の皮がつっぱるとまぶたが緩む」とは良くいったもので、食べ終わるころにはみんな満足してしまって眠そう・・・。いやいやこれから大事な作業が残ってますよ!起きてくださーい!
 
まずは蒸した大豆を樹の臼に移して、味噌専用の重い杵でつぶしてなめらかにしていきます。

 
この作業がかなりの重労働。この作業を毎日繰り返している岡村くんはライザップどころの騒ぎじゃないと思います。みんなフィットネスに行くのをやめて味噌を仕込んだらいいのに、と思ったりもします。
 
つぶした大豆に午前中に塩切りしておいた麹を混ぜます。

 
そしてペタペタ丸めて、

 
容器に詰めてできあがり。
容器はできれば温度変化の少ない陶器のものなどをお勧めするのですが、重いのでなかなか持ってこれません。その場合はタッパーやジップロックに入れて持ち帰ってもらい、自宅で詰めなおしてもらうのが良いと思います。
 
最後はフタに酒粕を塗っていきます。できあがりはまるでチーズケーキのよう。とても綺麗です。

 
この酒粕もオガクロもお世話になっている出石町のてらだ農園さんのお米。1から10まですべてにこだわりとつながりと愛情のつまったお味噌です。この状態で寝かせて半年くらいたてば食べはじめることができると思います。
 
ただ保存の環境にもよりますが、できれば1年ぐらい寝かした方が美味しいですね。一番おいしいと思うのは2年以上寝かしたもの。また3年寝かしたものは塩と甘さがちょうど平行線になっている印象で、香りがとても良くなります。それぞれお好みの熟成具合を見つけてくださいね。

ありがとう味噌仕込みは毎年お申し込みが多くて、たくさんお断りしなければならず本当に申し訳ないと思っています。ただみなさんにちゃんと関わってもらいながら学び楽しんでいただける最大として10家族30人までとさせていただいています。
 
 
 
来年は2回開催する予定にしていますのでホームページをチェックしていてくださいね。
 
オーガニッククロッシング
出口晴久