明日29日、池田市の「手仕事屋ばんまい・やさいの広場」にて
年末恒例「どんこのおもちつき大会」が開催されます。
http://teshigotoya.org/
毎年たくさんの人が訪れてはお餅をひとつきしていく、
手仕事屋年末の風物詩です。
全部で50臼!ぐらいつきますので、朝7時から
夕方6時ごろまでつき続けています。
朝から、昼から、夕方から、途中だけ、ひとつきだけでも
参加できますので、ぜひ遊びにきてください。
硬いので白米の数倍たいへんな「玄米餅」も15臼ぐらいあります。
腕に自信のある屈強な参加者募集中です!(笑)
お餅はすべて予約制なので、当日のお餅の販売はありませんが、
途中何臼か振舞い餅をつきます。
下の記事は2007年(ちょっと古いな・・)の
おもちつき大会の様子です。
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2006年は雪がちらつくなか、ブルブル振るえるスタートでしたが、
今年は体を動かしていればTシャツでも大丈夫なほどの暖かさ!
山田オーナーは二日前に研いで水に漬けておいたお米を
朝の5時から蒸しはじめます。
研いだお米はなんと100キロ以上!!
水に漬けると膨らんで1.2倍ぐらいになります。
蒸しは去年からガスにかわって薪と釜が登場。
薪は火力が違うのでお米の蒸しあがりがまったく違います!
燃え上がる炎とシューシューと音をたてながら吹き上がる蒸気が
気持ちを高めてくれます。
大きな蒸篭は山田さんが30年来愛用している一品。
この蒸篭で一回に5キロから6キロのお米を蒸すことができます。
上下2段積み、合計4つの蒸篭で次々お米を蒸していきます。
写真の一番左に見える鍋の中身は「お湯」。
蒸しあがった米はこのお湯でしっかりと温められた臼のなかへ。
臼をしっかりと温めていないとお米の温度が下がり、いいおもちになりません。
お米が投入されたら間髪いれず「こづき」の作業へ。
能勢出身のベテラン「モチツキスト」(←このネーミング盗用です(笑))
であり、僕のもちつき師匠でもあるTさんから
「最初の3分が勝負や!!」と渇が入ります!!
まだお米が熱いこづきの最初の3分の間にどれだけおもちに近い状態まで
もっていけるかがいいおもちにする一番のポイントなのです。
僕が実際に得た感覚では「おもちつきはこづき7割、つき3割」といった感じ。
つきよりこづきの方がずっと重要なことがわかりました。
そして実は一番体力がいるのがこの「こづき」の作業。
一般的なおもちつきではこの作業をもちつき器でやってしまいます。
でもこの作業を機械でやるのと手でやるのとでは味がぜんぜん違います!
十分にこづかれたお米は、すでにおもちのような状態に。
ここから「つき」の作業に入っていきます。
もちつきは体力がいると思われていますがコツをつかめば
それほど力はいりません。鍬などを使った畑の作業と同じですね。
山田さんやTさんをみているとそれがよくわかるのですが、
僕らはやっぱりいらない力が入りまくり・・・修行がたりないです。
そしてもうひとつ重要な役割がもちを返す「とりて」。
つくのは誰でもできますが、とるのは慣れないとうまくいきません。
もちの返し方やタイミング、手水の加減などやることも多く、
この「とりて」と「つきて」の息があって初めていいお餅になるのだと思います。
そしてつきあがったおもちはしっかりと上新粉をふったはんぎりに移して
「モチマルメリスト」(←ちょっと苦しいネーミング)達の待つテーブルへ。
ここから「ばんまい」のスーパーシェフ石井さんを中心に
出来上がったおもちが加工に入ります。
毎年ばんまい・やさいの広場では「棒モチ」と「丸餅」を作ります。
棒餅は餅箱を利用して四角い棒状に、丸餅は手でコロコロと丸めていきます。
そして出来上がりがこちら!
丸餅の丸め具合はムラがありますが(汗)
スタッフがいうのもなんですが、杵と臼で突き上げたお餅は
本当~~~においしいです!!!!!間違いない!
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