2011年12月29日木曜日

2011年12月28日水曜日

29日はどんこのおもちつき大会!

明日29日、池田市の「手仕事屋ばんまい・やさいの広場」にて
年末恒例「どんこのおもちつき大会」が開催されます。

http://teshigotoya.org/

毎年たくさんの人が訪れてはお餅をひとつきしていく、
手仕事屋年末の風物詩です。

全部で50臼!ぐらいつきますので、朝7時から
夕方6時ごろまでつき続けています。
朝から、昼から、夕方から、途中だけ、ひとつきだけでも
参加できますので、ぜひ遊びにきてください。

硬いので白米の数倍たいへんな「玄米餅」も15臼ぐらいあります。
腕に自信のある屈強な参加者募集中です!(笑)

お餅はすべて予約制なので、当日のお餅の販売はありませんが、
途中何臼か振舞い餅をつきます。

下の記事は2007年(ちょっと古いな・・)の
おもちつき大会の様子です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
2006年は雪がちらつくなか、ブルブル振るえるスタートでしたが、
今年は体を動かしていればTシャツでも大丈夫なほどの暖かさ!
山田オーナーは二日前に研いで水に漬けておいたお米を
朝の5時から蒸しはじめます。
研いだお米はなんと100キロ以上!!
水に漬けると膨らんで1.2倍ぐらいになります。

蒸しは去年からガスにかわって薪と釜が登場。
薪は火力が違うのでお米の蒸しあがりがまったく違います!
燃え上がる炎とシューシューと音をたてながら吹き上がる蒸気が
気持ちを高めてくれます。



大きな蒸篭は山田さんが30年来愛用している一品。
この蒸篭で一回に5キロから6キロのお米を蒸すことができます。
上下2段積み、合計4つの蒸篭で次々お米を蒸していきます。



写真の一番左に見える鍋の中身は「お湯」。
蒸しあがった米はこのお湯でしっかりと温められた臼のなかへ。
臼をしっかりと温めていないとお米の温度が下がり、いいおもちになりません。
お米が投入されたら間髪いれず「こづき」の作業へ。



能勢出身のベテラン「モチツキスト」(←このネーミング盗用です(笑))
であり、僕のもちつき師匠でもあるTさんから
「最初の3分が勝負や!!」と渇が入ります!!

まだお米が熱いこづきの最初の3分の間にどれだけおもちに近い状態まで
もっていけるかがいいおもちにする一番のポイントなのです。
僕が実際に得た感覚では「おもちつきはこづき7割、つき3割」といった感じ。
つきよりこづきの方がずっと重要なことがわかりました。



そして実は一番体力がいるのがこの「こづき」の作業。
一般的なおもちつきではこの作業をもちつき器でやってしまいます。
でもこの作業を機械でやるのと手でやるのとでは味がぜんぜん違います!

十分にこづかれたお米は、すでにおもちのような状態に。
ここから「つき」の作業に入っていきます。





もちつきは体力がいると思われていますがコツをつかめば
それほど力はいりません。鍬などを使った畑の作業と同じですね。
山田さんやTさんをみているとそれがよくわかるのですが、
僕らはやっぱりいらない力が入りまくり・・・修行がたりないです。



そしてもうひとつ重要な役割がもちを返す「とりて」。
つくのは誰でもできますが、とるのは慣れないとうまくいきません。
もちの返し方やタイミング、手水の加減などやることも多く、
この「とりて」と「つきて」の息があって初めていいお餅になるのだと思います。





そしてつきあがったおもちはしっかりと上新粉をふったはんぎりに移して
「モチマルメリスト」(←ちょっと苦しいネーミング)達の待つテーブルへ。





ここから「ばんまい」のスーパーシェフ石井さんを中心に
出来上がったおもちが加工に入ります。
毎年ばんまい・やさいの広場では「棒モチ」と「丸餅」を作ります。
棒餅は餅箱を利用して四角い棒状に、丸餅は手でコロコロと丸めていきます。





そして出来上がりがこちら!
丸餅の丸め具合はムラがありますが(汗)
スタッフがいうのもなんですが、杵と臼で突き上げたお餅は
本当~~~においしいです!!!!!間違いない!



2011年12月25日日曜日

薪割り

気温が下がると水温も下がり、お風呂のお湯を沸かすにも
大量の薪が必要になります。
薪割りといえば田舎暮らしの憧れのようなイメージがありますが、
実際にやってみるとかなりの重労働。仕事をこなしながら
薪割りの時間を作るのはかなり大変です。
でも薪がなければ風呂どころか台所のお湯もでない我が家。
なので今日コンテナ7杯分の薪を割りました。
でもこれだけ割って年内足りるかどうか…。
年始も薪割りからスタートしそうです。
サンタに薪をお願いしようかな(笑)

2011年12月23日金曜日

奈良周遊

先日奈良に行ってきました。
友人が開いたお店「土佐の恵み・いだき」で、
オーストラリアで出会った仲間の飲み会だったのですが、
その前に交流のある奈良のお店数件によりました。

まず社会福祉法人「青葉仁会」が運営している食品店「イーハトーブSORA」。

ここでは木頭のゆずとゆず酢を販売してもらっています。
来年は木頭のゆずを使った加工品でコラボレーションできれは
と考えています。

2件目に法隆寺の近くにあるおいしいパン屋さん「あらき」。
パン以外にも絵本がたくさんならんでいて、
八尾の「だいどこ帖」さんが手掛けたとうユニークな建物は
それ自体がまるで絵本から抜け出てきたようです。

あらきのえみちゃんとあとで紹介するぷあんの井上さんは
オガクロが企画した「Ggrapeピクニック→石巻!」に大雨のなか参加してくれました。
それ以来機会があれば訪れたいなと思っていたのです。

あらきさんには来年4月1日に企画している
春のどんこまつりへの出店を依頼してきました。
営業日なので難しいかもしれないけどぜひ出たいので検討します!
と言ってくれました。参加してくれたらうれしいです!

最後に障害者の方の作業所では数少ない、
手作りソーセージを製造している「ぷあん」さんを訪れました。

ぷあんさんのソーセージは化学調味料などは無添加。
担当者の方曰わく「ワイルド」な味(笑)
なんだそうで、
食べてみると「なるほど〜」と納得できます。

写真はぷあんさんのソーセージを使ったサンドイッチと、
そのまま焼いてトマトスープと一緒にいただきました。
ベーグルのようなものはあらきのパンランチ。
どれもおいしかったです。

最後に大和八木で最近オープンした「土佐の恵みいだき」へ。
土佐から直送のおいしい魚をだしてくれます。
まだまだ始まったばかりですが、頑張ってほしい!
たまにうまい野菜を届けられたらと思っています。

2011年12月20日火曜日

木の家に集う

先日、自然食レストランばんまいに、関西一円から農家や
八百屋の仲間たちが集いました。

大阪、奈良、和歌山、三重、岡山、兵庫、滋賀から
個性豊かな30人ぐらいの人たちが集まってくれました。

職業もさまざま。
八百屋、自然品店、野菜の流通業、菜食料理人、鹿料理研究家、
自然農農家、有機農家、種の交換会の主催者、熊レンジャー、葡萄農家。

森の問題、野生動物の問題、農地の荒廃、過疎や高齢化、
TPP、放射能汚染、被災地支援…。それぞれの視点から
熱い意見交換が行われました。そして新しい取り組みが
スタートしようとしています。

これまで経験したことのない大災害に見舞われた2011年。
閉塞感が広がる時代ですが、さまざまなジャンルの人たちが
垣根を超えて語り合い協力しあうことが、希望と笑顔に溢れる
未来を創造することに繋がると信じて動いていこうと思います。

2011年12月15日木曜日

NGO大学!

情報が遅くなりましたが、今週末に木頭の玄番さんが
神戸に来られます。

以下転載です。

【第4回講座は今週末です!】「脱開発」「持続可能な社会を考える」

今週末17日(土)~18日(日)、いよいよ第4回講座です。
テーマは「脱開発」「持続可能な社会を考える」。

発題者には、日本で初めて2000年に大型ダム建設を阻止した徳島県木頭村に
大阪から移住された、玄番隆行さんをお迎えします。

ダム開発を阻止し、どのような村づくりをしているのか、
木頭村の自然循環型の暮らしとはどのようなものなのか、についてお聞きし
木頭村のありようから、いまの日本、世界の「開発」「成長」のあり方を問い直し、
「持続可能な社会」とはなにか、について考えます。

2日目の昼食は、木頭村特産のゆず酢をつかった郷土料理
「かきまぜ(ちらし寿し)」を味わう予定です!
実際に木頭村へ行った担当委員が絶賛した「かきまぜ」。
運営委員が手づくりします!!

【日 時】2011年12月17日(土)-18日(日) 
【会 場】小林聖心女子学院ロザリオ・ヒル(宝塚市)
      地図→http://ndai.net/?page_id=453
【参加費】11,500円(1泊、朝・昼食付き) 
【対 象】関心のある方 
【主 催】(特活)関西NGO協議会 
【問合せ】E-mailでお願いします。 info@ndai.net 
【関連HP】http://ndai.net
【スケジュール】*部分参加も可能です
 12月17日
 <セッション1> 19:00-21:30
 ・玄蕃さんのお話
   「人と人、人と自然、都会と田舎をつなぐ木頭村の取り組み」

 <交流会> 21:30-
 参加者.発題者.運営委員とのインフォーマルな交流の場です

 12月18日
 <セッション2> 9:00-11:30
 ・対談「木頭村から世界を考える~持続可能な暮らし方・社会とは~」

 <セッション3> 12:30-14:30
 ・グループワーク「仲間をみつけよう!!」

 15:00 終了、解散

●第4回講座の詳しい案内は以下です。(PDFファイルです)
http://ndai.net/wp-content/uploads/2011/11/25thVol.4.pdf

部分参加もできます。お問い合わせはメールにてお願いいたします。
ぜひみなさま、ご参加ください!!

2011年12月14日水曜日

ボランティアベース絆


ボランティアベース絆から絆通信第一号が届いた。

311から9ヶ月。現地の状況は日々変わっていく。
街の急ピッチな復旧に心がついていかない人がたくさんいる、と
現地で支援を続けるつながる炊き出し隊の徳永さんから聞いた。
復興はいまやっとスタート地点。これから長い時間がかかる。

絆が新しく始めた「サンライス元気村」プロジェクトは、
仮設に暮らすお年寄りにお米を届けながら訪ね、健康を見守る。
阪神大震災のときにも実行されたプロジェクトだという。

阪神大震災の支援活動に動いたメンバーが中心になって運営する
ボランティアベース絆の経験から生まれるプロジェクトの
重要性、必要性はこれからますます増してくると思う。

今年の一字に選ばれた「絆」。

オーガニッククロッシングのひとりひとりつながる支援からも
絆へ息の長い支援をしていきたいと考えています。

2011年12月12日月曜日

トゥルーグレイスから米市農園

トゥルーグレイスでのたましぼりを無事に終えました。
おじいちゃんおばあちゃんから小さな赤ちゃんまで
性別も年齢もさまざまなトゥルーグレイスの常連さんたち。
たくさん気づきのあったイベントでした。
詳しくはまた後日レポートします。

次の日の児童文化センターがキャンセルになった
こともあり、和歌山の米市農園へ。


昔は地域の集会場だったという家は
なんとなく城のよう。

ピザは冬季休業中。
手作り感溢れる小屋?がアジアな雰囲気。

自然農の畑を案内してもらいました。


うわっ!冬瓜できてた!
雑草が生える畑は周りから目立ちます。
高橋君が自然農で畑をはじめてから
横を流れる川に蛍が戻ったのだそうです。

大根は気候や土にあったのか、とても元気!

一本抜かせてもらいました。
4歳の息子にはなかなか大変。
抜けた瞬間に倒れそうになってました(笑)


 左は若杉ばあちゃんにもらった在来大根。
右は和歌山の在来種。
産毛の生え方や葉の色が違います。
「米市農園」もオーガニッククロッシングに
リンクさせてもらえることになりました。

ちなみに米市農園の高橋君は
「紀州農レンジャー」のブルーだそうです(笑)
そのあたりはまた詳しく。

2011年12月7日水曜日

粉ミルクから・・・

心配していたことが現実になったようです。

日本経済新聞WEB版
粉ミルクから放射性セシウム検出。



原子力環境整備センターが発行した資料を
一度読んでいたこともあり、こういうことが
起こりえるのではないかと心配していました。

同センターが発行している
「食品の調理・加工による放射性各種の除去率」によると

「牛乳のストロンチウム、セシウム、ヨウ素の80パーセントは
脱脂乳に移り、精製したバターへの移行は僅か1-4パーセントである。

脱脂乳を酸処理して得たチーズ( 酸処理) には2-6パーセントが移り、
放射性核種の大部分はホエー( 注、チーズとなる凝乳を分離
した後の液状部分で乳清ともいう)に残る。

このように牛乳の加工工程において、放射性核種のバターや
酸凝固チーズへの移行は少なく、ホエーに集る傾向がある。

厄介なことには、このホエーは捨てられずに乳清飲料や
パン・菓子等への添加物として食用に供される。

万一の大規模な事故対策としては、ホエーの乳幼児用食品への
一時的な利用制限も被ぱく低減に役立つかと考えられる。

と記載されている。
ホエーはホエイパウダーという形でさまざまな加工食品に
利用されている身近な添加物です。
菓子パンやクッキーなどのお菓子の原材料表示を
注意してみていると結構書いてあります。

これからさらに影響が広がる可能性があるということです・・・。

逆に言えば放射性核種を含んだ牛乳でも、バターなどに加工すれば
ほとんど影響のないレベルまで除去できるということでもあります。
こういう情報が広く一般的に公開されるべきだと思うのですが。

ちなみにこの原子力環境整備センターが発行している資料は
食品の加工の仕方によってどれだけの放射性核種が
除去できるかということが非常に詳しく記載されています。
米や小麦、野菜などへの土からの移行率なども記載さています。

資料は60ページ以上におよび、僕も全部読んだわけでは
ありませんが読んでみる価値はあると思います。

2011年12月3日土曜日

ゆず搾り職人登場。

本日「いるふ。」での「ゆうのたましぼりと木頭の暮らしの道具展」が
無事終了しました。









































店主の宮本さん曰く、たましぼりが都会のOLを癒していたそうです(笑)
ゆずの香りが店の外まで漂っていて、店に入るなり
「あ~いい香りやね~」という声がたくさん聞かれたのだとか。

今日は7歳のゆず搾り職人が登場し、おやつもそっちのけで
ゆずを搾り続けてくれたそうです。
その数80個!すごい!

もし会うことができたらゆず搾りマイスターの称号を
渡してあげようと思っています。

いるふ。に行くと昨日ご紹介した「ビッグイシュー」
置いてありました!早速見てみると、いるふ。で
搾ったゆずを育てた慶太郎さんも載っていました。

記事の内容もすごく良いので、販売員さんを見かけた方は
ぜひ購入して読んでみてください。

明日は手仕事屋「やさいの広場」でのゆずしぼりです。
和田山の「ありがとんぼ農園」も一緒に出店です!

2011年12月2日金曜日

つながるおいしさ。

手仕事屋で開催されている「どんこ市」に、
オガクロに協力いただいている農家さんが出店します。
2日(金)
けせら畑、さんさん農園
(上の写真はけせら畑のいまの様子)
3日(土)
てらだ農園
4日(日)
ありがとんぼ農園
ゆうのたましぼり

ゆうのたましぼりは同じ日に宮城県石巻市でも開催されます。
福島でも12月18日に開催してもらう予定です。

ゆずの香りとおいしさが四国の木頭から大阪を経て
宮城県石巻と福島へ繋がります。

そのことを今日の徳島新聞で記事にしていただきました。
ゆずを送ってくれた農家さんが電話で「記事読んだよ」と
いってくれました。

このことが気持ちの距離を近づけるキッカケになれば
うれしいです。

もうひとつ、インフォメーションです。
木頭のことが今月の「BIG ISSUE ビッグイシュー」
特集されています。
タイトルは「日々の時間・・・暮らしの原点を見る」。


ビッグイシューはホームレスの人たちが自分たちの
仕事を作るために販売している雑誌です。
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以下ビッグイシューのホームページより転載

ビッグイシューは1991年にロンドンで生まれ、
日本では2003年9月に創刊されました。
ホームレスの人の救済(チャリティ)ではなく、
仕事を提供し自立を応援する事業です。
例えば大阪では野宿生活者の約8割が働いており、
過半数の人は仕事をして自立したいと思っています。
『ビッグイシュー日本版』は働き収入を得る機会を提供します。
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300円のうち160円が直接販売している方の収入に繋がります。

木頭のことに興味を持ちビッグイシューを手にすることが
ホームレスの人たちの現状を知ることや仕事につながり、
記事から木頭の人たちの暮らしを知ることが、
自分たちの未来を考えることにつながり、
ゆうのたましぼりを楽しむことが、
木頭のゆず農家さんをはじめじいやばあ、
新規移住した人たちを応援することにつながり、
関西でおいしいつながりを創ったゆずが
石巻や福島の人たちの笑顔につながる。

つながりが新しいつながりをうみ、
どんどん上昇していくスパイラルを生み出す。
オーガニッククロッシングが目指している連鎖です。

オーガニッククロッシングのブログを引っ越しました。

オーガニッククロッシングのブログを引っ越しました。
これからもよろしくお願いします。