2013年8月4日日曜日

それぞれの農

先週2日間で最近野菜の取り扱いを始めた三人の農家さんを訪ねました。

まず1人目が岸和田の寺岡自然農園さん。
有機農法やMOA自然農法などさまざまなやり方を試した末にたどり着いたのが
川口由一さんの自然農でした。


農に法がつくとさまざまな軋轢が生まれてくる。
だから農としかいっていない川口さんの言葉が一番響いたのだと言います。
農薬よりも肥料をやめるほうがずっと難しい、と寺岡さんは言います。

自然は自ら必要な循環を作り出していくようにできています。
人がその循環を断ち切ることが一番いけない。
肥料を入れるということはその循環を断ち切ること。
肥料がなくても野菜は育つのだといまは確信していますと話してくれました。
雑草が生い茂る中でたくましく育つ野菜たちがとても印象的でした。

次に訪れたのが塔原の堀田さん。
山の中にポッカリと現れる気持ちの良い畑で
鶏を飼ってその糞を堆肥として使う有機農業を営んでいます。


塔原は村の人たちが協力して有機農業を推進してきた地域です。
それは先進的な取り組みだったけれども、いまはその弊害もでてきていて、
有機質の肥料をたくさんいれることで土のバランスが崩れはじめていると話してくれました。

まだ若い堀田さんは従来までの有機農家さんから一歩踏み出す形で農業に関わっていて、
土壌検査などもして動物性堆肥を抑えるなど、新しいことにもチャレンジしています。
慣行農法の農家さんとも積極的にコミュニケーションをとり、良いところは
取り入れて行くという柔軟さも持ち合わせています。

最後は亀岡のべじたぶるぼーとさん。
有機農業と自然農をミックスした独自のスタイル。


畑ではさまざまな野菜たちが伸び伸びと枝葉を伸ばしていました(笑)
野菜もそれぞれが自由に個性を主張していて、畑を歩いていると
発見がたくさんあって楽しくなってきます。
収穫はある意味、宝探しに近いのかもしれませんね。

能勢や亀岡は最近若い新規就農者がとても増えている地域です。
これからもがんばってほしいと思います。

それぞれの立ち位置で、それぞれの農と向き合う姿が印象的な二日間でした。
ご紹介した農家さんの野菜は、水曜日のルート配達と発送にて販売しております。
能勢と亀岡の野菜は土曜日のわろうだでも4時まで販売しております。
4時以降は配達にでますので野菜がなくなります。
また日曜日は野菜が品薄になります。
よろしくお願いいたします。







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