2015年3月24日火曜日

水の流れに身を預けてみる

つ今年は水の流れが出会いやご縁を運んでくれる年になるような気がしています。

綺麗な水の湧く場所を求めて、北海道から福知山に移住してきたパン屋さんのカルナーさんもその一人。


実はもう10年近く前になるのか、僕らがたぶん初めて口にした天然酵母パンがカルナーさんのパンでした。

そのカルナーさんがまさか僕たちの家から一時間半のところに移住して来られるとは思ってもみなかった!本当に不思議です。


彼らの家の脇には綺麗な水が渾々と流れています。実際に飲んでみましたが雑味がなくら柔らかい味わいの水でした。


今週はその湧き水で焼くカルナーさんのパンもお届けできることになりました。

もうひとつ水つながりで、奈良の都祁(つげ)の羽間農園さんからも、水の神様を祀る山の森で育てた原木椎茸が届きます。羽間さんの畑にも飲むことのできる水が湧き出ています。お茶も椎茸も特別美味しい!

 
その畑も羽間さんが借りていなければ産廃置き場になっていたかもしれない、と聞きました。
農家さんが食べるものを育てるだけではなく、暮らしや風景を守っていることを象徴する話です。

そして今年は猪名川の源流の棚田でお米を育てることにも挑戦してみる予定です。猪名川流域のみなさんが、水の源やそれを育む山や森、村の暮らしや現状を意識する機会になれば良いなと思っています。

 

そしていつかそこで育った野菜やお米を流域に暮らす人たちが食べることで、山から海までの暮らしが水を通してひとつにつながればいいな…と思い描いています。

まだまだ力不足でイメージばかりですが、すこしずつ進めていきたいです。

2015年3月4日水曜日

410さんの前で。

先日、中崎町の美容室410さんの前で販売させていただきました。


毎週水曜日に配達している野菜たちをオーナーご夫婦が喜んでくれていて、ゆっくりと販売できる日をもうけましょう、ということで土曜日の販売となりました。



美容室ですが、店内も外もとても瑞々しい植物に囲まれていて、野菜を並べてみると馴染みすぎて、見た目はまるで八百屋です(笑)道行く人たちも八百屋さんだと勘違いしていました。
オーナー夫妻の人柄もあって、近所のお店の方たちやお友達がたくさん訪れてくれました^o^嬉しいなぁ。中崎町は適度に下町感が残っているし、空気感がとても良いです。訪れてみてください。

次回は3月21日の2時から5時ごろまで販売予定です。

2015年2月16日月曜日

39ありがとう味噌仕込みの会 2015.2.14



2月14日、世間はバレンタインの日。わろうだでは「39ありがとう味噌仕込みの会」が開催されました。

昨年は大雪で、まるで北陸のような風景が広がっていた猪名川町。今年も朝は雪景色でした。


粉雪が舞う中かまどに火を入れ、ありがとんぼ農園の岡村くんの到着を待ちます。今日は合計60キロの味噌を仕込みます。


参加者の方々が到着するころには空は晴れわたって温かい日差しが降り注ぐ絶好の味噌仕込み日和になりました!




岡村くんも和田山から30センチ以上積もる雪を掻き分けて無事到着。滋賀から参加してくれた方に聞くと70センチ積もっていたそうです!猪名川町、晴れてよかった…。

さっそく味噌仕込みのスタートです。



「天才岡村です!」とあいかわらずの岡村節からはじまったオリジナリティ溢れる味噌仕込み…。各所に細かい自慢と下ネタが入るのが特徴です(笑)

口は悪いが豆はうまい!?自家採種、無肥料自然栽培のありがとんぼの青大豆!










大豆を15キロ蒸せる巨大なセイロを2段、100リットルの水が沸かせるカマドにセットします。




次は麹の塩きり。もちろん麹もありがとんぼ農園の自然栽培米を使った自家製麹!出来立てほやほやでまだ熱く、とても甘い!

塩にも徹底的にこだわり、五島列島で鉄釜と薪を使って炊いた手作りの天日塩を使用します。こどもが塩の中から何かを見つけて大喜び。それがこれ↓




大きな塩の結晶です!僕もこんなに大きなものは初めて見ました。


ありがとう味噌仕込みの会では、大豆が炊き上がるまでには様々な体験ができます。自称農林業家の岡村くんからチェーンソーや薪割りの仕方を教えてもらったり、薪と鉄釜でごはんを炊いたり。


毎年味噌仕込みに参加していただいている紙芝居師のトコテコさんによる紙芝居も!



そしてみんなで作るお昼ごはん。オガクロが扱う農家さんたちが大切に育てた野菜を豪快に蒸し野菜に!


この日のために東京の職人さんにお願いして作ってもらった大型セイロが大活躍です。

おっと!そうこうしているうちに大豆が蒸しあがりましたよ!






蒸しあがった大豆は薄い青から淡い茶色にかわっています。ほっこりとしていてとても甘く、まるで栗みたい!いや、栗が大豆みたい?いやいや栗よりうまい!試食と称して食べ過ぎます(笑)



その大豆を樹齢100年を超える巨大な樹をくり抜いて作られた臼へ。杵も味噌仕込み用のオリジナルです。



お腹がグーとなったら一旦作業の手をとめてみんなでお昼ごはん。



お昼ごはんにも味噌を存分に楽しめる仕掛けを準備しました。その名も「合わせるのが味噌!」

ありがとんぼの2年仕込みや酒粕味噌、豆味噌や麦味噌など、合計8種類の味噌を準備。これを好みの組み合わせで合わせて自分だけの合わせ味噌を作ります。





お皿に綺麗に並んだ色とりどりの味噌がまるで絵の具に見えるので「味噌パレット」と呼んでいます。しかしこの人はちょっと盛り過ぎですね(笑)でも美味しいから全部食べてしまいます。



手作りのちゃぶ台に並んだごはんを囲む姿はまるで昭和(笑)お茶の間と言って家族みんなが集まっていたころの良さを再確認。みなさんで美味しく楽しくいただきました。



お腹がいっぱいになったら作業再開!最後はバタバタとして写真をとれませんでしたが、無事に60キロの味噌を仕込むことができました!



こうやってみんなで力を合わせて自家製の味噌を仕込むのはとても楽しいです。そして僕たちの日々の暮らしが直接農家さんや畑や、自然につながっていることを感じることはとても大切なことだと感じます。

そういうことを感じるキッカケをつくるのがオーガニッククロッシングの仕事だと考えています。

参加してくださったみなさま、そして岡村くん、ありがとうございました!来年も味噌仕込みの会は開催します。

最後に、気づいたら自分たちの味噌が仕込めてない!ことに気づきました(笑)改めて仕込みたいと思います。

次は3月の「お醤油仕込み講座」4月の「たねをいただく会」と続きます。お醤油仕込みは予約を締め切りましたが、たねをいただく会はまだ予約が可能です。予定が合う方はぜひご参加ください。

オーガニッククロッシング
出口
















2015年1月28日水曜日

1/31(土) 410さん前でおやさい販売


とても雰囲気がステキで、
いろんなイベントもされている中崎町の美容室、「410」さん。
今週末はその410さんの前でおやさい販売をさせていただきます。
















写真は秋に(違う場所で)撮ったものなので
いろんなおやさいに加えて栗やりんごまで並んでますが、
季節は移り変わって冬・・・
収穫できるおやさいはとても少ないです。
八百屋にも農家さんにも厳しい季節です。
その代わり、今収穫できるおやさいは
寒さにあたってとっても甘いんです!

いろんな楽しいお豆も持っていけそうですよ、お楽しみに♪

2015年1月27日火曜日

たねをいただく会

ホームページに更新できていなかった
たねをいただく会の詳細のご案内です。


「たねをいただく会」
内容として種(豆)を食べながらその種の特徴や
栽培のコツなどの情報交換、そして種の交換会を行う予定です。

猪名川や能勢の若手農家さんを中心に声をかけて
農家さんの交流会みたいになればいいな〜と思っています。
もちろん、農家さんじゃない方の参加も大歓迎です!
この会を定期的に開催していって、猪名川や能勢、亀岡、三田や
篠山などで頑張る農家さんとそれを応援する人たちが
交流しながら少しずつ増えていったらいいな、と思っています。

◼たねをいただく会 4月11日(土)
◼会場:わろうだ  猪名川町栃原字東山30-1
◼時間:11時〜15時ごろまで。
◼参加費:大人1200円 子ども500円 小学生以下無料
※参加者のみなさんと一緒に豆たっぷりのお昼ごはんをつくります。
※自慢の豆料理を持ち寄ってくれた方は参加費を20%割引きます。
※交換できる種や豆があれば持ってきてください。

◼定員:15名程度 
※メールまたはお電話でお申し込みください。

わろうだへは能勢電鉄、日生中央駅からバスが出ています。
所要時間は20分程度、1時間に一本ぐらいです。
詳しくは阪急バスのホームページをご参照ください。







2015年1月10日土曜日

オガクロ一押しのお店 スタッフ募集のお知らせ

オーガニッククロッシングも大変お世話になっている大阪谷町の「そば切り蔦屋」さんがスタッフを急募しておられます。


オーナー夫妻の人柄も温かく、看板のお蕎麦はもちろん、野菜を使った一品料理も抜群に美味しいお店です。なんと美味しいまかない付!オガクロ出口も働きたいというぐらい一押しのお店です(笑)

興味のある方は直接そば切り蔦屋さんにご連絡をお願いします。

そば切り蔦屋

2015年1月6日火曜日

本年もよろしくお願い申し上げます。


みなさま、あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりありがとうございました。

日本を含めた世界の状況は決して良いとは言えませんが
 その状況を悲観するのではなく、身近なところから
できることを少しずつ実行していきたいと思います。

まずは信頼できる農家さんたちの育てた野菜を
身近な人たちや必要としている人たち、
そして子どもたちのもとへ届けていきたいと思います。

 またずっと心の中に持ち続けている「流域」をもとにした
循環する仕組み作りにも取り掛かっていきます。

2015年の配達と販売は1月7日(水)の大阪方面から
スタートいたします。

元旦から雪が降り積もった影響もあり、どれだけお届けできるか
未定ではありますが、できるかぎり良い状態でお届けしたいと
思います。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

オーガニッククロッシング 出口晴久